サムゲタンの記憶
2010年7月23日子供の頃私は鶏がゆが大好きでした。
今で言うサムゲタンです。
ところが、私のよく食べたものは高麗人参が入ってないただの鶏がゆ(
タッチュッ)がほとんどでした。
そして家のそれは祖父が作ってくれた(オモニは生の丸鶏など触ることも
出来なかったので)とても豪快な食べ物でした。
丸ごとの親鶏をきれいに洗い、内臓を抜いて、おなかに研いだお米と大量の
ニンニクを詰めます。なつめも入っていました。そして中身が飛び出ない
ように串でとめます。
大鍋にお水と鶏を入れては炊き始めるのです。
最初は強く、煮立ったらとろ火で、約2時間以上は炊いていました。
高麗人参は高級品だったので手に入らなかったのでしょうか。
高麗人参入りサムゲタンは、本当に二度程口にしただけです。
独特の人参の匂いは食欲をそいで、私にはちょっと無理と思った記憶があり
ます。
丸鶏のあぶらがたっぷりと滲みだしたスープと、炊きたてホクホクの鶏肉は
それはそれは美味しい物でした。
調味料の塩とキムチ、焼のりを並べて食べます。
当時は今のようなパックの韓のり等はありませんでしたが、大判ののりに
ごま油と塩をぬって軽くあぶり、食べやすく包丁で切ってお皿に並べてい
ました。
私は祖父の作る料理が好きでした。
ヒガシマルの淡口醤油で味付けたタマゴとじうどんや、小麦粉の団子汁など
は祖父の男料理の方が美味しかった記憶があります。
食欲の無い夏場に登場した鶏粥(タックチュッ)は、当時からあっという
間に無くなる滋養食でした。
さぁ、夏本番です。
恐ろしい暑さとクーラーとの温度差で身体が悲鳴をあげています。
皆さん、自分の身体の声に耳を澄まし、身体が求めるものを意識的に
召し上がってくださいね。
私は今週末、家で親鳥を使ったサムゲタンを食べることに決めました。




